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ピレリ、2026年F1の戦略に彩りを添えるためソフトタイヤコンパウンドの採用を検討

ピレリ、2026年F1の戦略に彩りを添えるためソフトタイヤコンパウンドの採用を検討

要約
2026年F1レギュレーション変更によりタイヤ摩耗が激減、ワンピット戦略が主流となる中、ピレリが戦略的多様性回復のため指定コンパウンドをソフト側へ調整する可能性を示唆。シーズン中のマシン開発推移を見極めた上で、必要に応じて後半戦に措置を講じる方針です。

新たな2026年フォーミュラ1(F1)レギュレーションにより、タイヤ摩耗が大幅に減少し、開幕戦ではワンピット戦略が支配的で予測可能な選択となっています。ピレリのモータースポーツ責任者、マリオ・イゾーラはこの状況を認め、傾向が続く場合、戦略的多様性を取り戻すためにタイヤコンパウンドの選択を調整する柔軟性をサプライヤーが有していることを確認しました。

なぜ重要なのか:

タイヤ戦略はF1の競争におけるドラマの基本要素であり、チームの判断が純粋なマシンパフォーマンスを覆す決定的瞬間を生み出します。単純なワンピットレースが支配するシーズンは予測可能になるリスクがあり、トラック上でのオーバーテイクや戦略的駆け引きが減少します。ピレリの対応能力は、ファンやドライバーが期待するスポーツの見せ場を維持するために極めて重要です。

詳細:

  • 最低重量が32kg軽量化され、ダウンフォースが大幅に削減された2026年マシンは、タイヤにかかる負荷とストレスを軽減しています。
  • これに、より多くのエネルギー管理(リフト&コースト)を必要とする新パワーユニットが組み合わさり、ラップタイムは遅くなり(中国GPのポールポジションタイムは2025年より1.423秒遅い)、タイヤ耐久性は劇的に向上しました。
  • ピレリはシーズン前のデータに基づき2026年タイヤラインアップ(C1~C5)を準備し、従来と同様にワンピットとツーピット戦略が混在することを目指しましたが、実際のマシンパフォーマンスによりタイヤが過度に耐久性を持つ結果となりました。
  • イゾーラは、ピレリがFIAと合意の上、特定のサーキットに指定するコンパウンドを一段階ソフト側に変更し、摩耗を増加させてマルチピット戦略を可能にできると述べました。
  • 彼は2017年の例を引き合いに出し、当時もレギュレーション変更により当初はワンピット戦略が支配的となり、ピレリが2018年に戦略的な選択肢を広げるためハイパーソフトコンパウンドを導入した経緯を説明しました。

今後の展開:

ピレリは、シーズンを通じたマシンの急速な開発が状況を変える可能性があると認識し、様子見の姿勢を採っています。

  • 各チームがパフォーマンスを向上させるにつれ、タイヤへのストレスが増加し、現在のコンパウンド選択が自然と混合戦略に理想的な範囲に戻ってくる可能性があります。
  • もしマシン開発が期待通りに進まず、ワンピットが唯一の実行可能な選択肢であり続ける場合、ピレリはシーズン後半の特定のサーキットでよりソフトなコンパウンドを指定するオプションを行使し、戦略的な戦いを再燃させる可能性が高いです。
  • 新しいよりソフトなコンパウンドの導入のような、タイヤラインアップへの恒久的な変更は、2026年シーズン中の対応策ではなく、2027年シーズンに向けた検討事項となるでしょう。

元の記事 :https://www.motorsport.com/f1/news/pirellis-plan-to-combat-continuous-one-stop-r...

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