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ノリス、波乱のアゼルバイジャンGP練習走行トップ ピアストリはパワーユニット問題を克服し2位

ノリス、波乱のアゼルバイジャンGP練習走行トップ ピアストリはパワーユニット問題を克服し2位

要約
アゼルバイジャンGP初プラクティスは、縁石問題による長時間の赤旗中断などで荒れた展開に。マクラーレンのノリスがトップタイムを記録し、チームメイトのピアストリもパワーユニットのトラブルを克服して2位に入り、1-2体制を築きました。

マクラーレン、アゼルバイジャンGP初プラクティスで1-2位 縁石問題で長時間の赤旗

アゼルバイジャンGPの初プラクティスセッションは混乱の中行われ、ランド・ノリスがトップタイムを記録しました。セッションは長時間の赤旗中断に見舞われましたが、チームメイトのオスカー・ピアストリはパワーユニットの問題から復帰し、2位で力強い走りを見せました。

なぜ重要か:

予測不能な展開で知られるアゼルバイジャンGPですが、このプラクティスセッションは波乱の週末となることを予感させました。縁石の問題による長い赤旗は、ストリートサーキットにおける安全性の懸念を浮き彫りにしました。一方、ピアストリの粘り強い走りは、マクラーレンの成長する競争力と回復力を示しています。

詳細:

  • 赤旗インシデント: セッション開始から13分後、ターン16の縁石に設置されていたゴム製ストリップがカルロス・サインツのマシンによって剥がされ、安全上の懸念からセッションが中断されました。初期の撤去作業にもかかわらず、縁石自体の不安定さが懸念され、26分間の遅延となりました。
  • ピアストリのパワーユニット: 赤旗中断直前、オスカー・ピアストリはパワーユニットのトラブルによりガレージへ戻ることを余儀なくされました。しかし、この中断が幸いし、チームは走行時間を大きく失うことなく問題を解決。ピアストリはセッション後半にコースへ復帰し、2番手タイムを記録しました。
  • ノリスのペース: ランド・ノリスは1:42.704を記録してトップタイムをマークし、マクラーレンの好調ぶりを証明しました。彼は自身の初期アタックタイムを大幅に更新し、ジョージ・ラッセル、シャルル・ルクレール、マックス・フェルスタッペンらを抑えました。彼らのタイムもノリスから1秒以内でした。
  • ハミルトンのインシデント: ルイス・ハミルトンはターン5でウォールに接触し、パンクとフロントウイングの破損(エンドプレートの脱落を含む)に見舞われました。修理のためにピットインを余儀なくされ、結果は13位となりました。
  • その他のインシデント: フェルスタッペンはターン3でロックアップし、エスケープゾーンへ。ピアストリもターン15でバリアに接触しましたが、大きなダメージはなく走行を続けました。
  • ピレリのソフトコンパウンド: ピレリは昨年に比べ、よりソフトなタイヤコンパウンドを持ち込んでおり、これが戦略の多様化やラップタイムの向上につながる可能性があります。

今後の展望:

マクラーレンの好調なスタート、特にノリスのペースは週末への期待を高めますが、バクーの歴史はプラクティスでの速さが必ずしもレースでの勝利に繋がらないことを示しています。複数のドライバーがインシデントを起こしたこのコースの難易度の高さから、一貫性とミスの回避が極めて重要となるでしょう。メルセデスやフェラーリのペースも接近戦を示唆しており、レッドブルはまだ本領を発揮していません。

次に何が起こるか:

各チームは、この波乱に満ちたプラクティスセッションのデータを分析し、予選と決勝に向けたセットアップを微調整するでしょう。ターン16の縁石の安定性は引き続き注目され、ドライバーたちはこの困難なストリートコースでのさらなるインシデントを避けるために、極めて高い集中力と規律が求められます。マクラーレンは勢いを維持しようとし、他のトップチームは差を詰めるべくプッシュするはずです。

元の記事 :https://racingnews365.com/lando-norris-and-oscar-piastri-suffer-mixed-fortunes-a...

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