
メルセデス、ガスリー選手のペナルティ撤回を受け再審査を請求
メルセデスは、モナコ・グランプリの結果に対し、正式に再審査(Right of Review)を請求しました。これは、FIAがアルピーヌのピエール・ガスリー選手に科したピットレーンでの速度超過ペナルティを撤回し、彼を3位の表彰台へと復帰させた判断を受けたものです。
Why it matters:
今回の焦点は「判定の一貫性」にあります。ガスリー選手のペナルティがピットレーンのタイミングループの不具合によるものとして取り消された以上、同様の条件下で罰せられたジョージ・ラッセル選手にも同様の救済措置が適用されるべきだとメルセデスは主張しています。現在、ラッセル選手はチームメイトのキミ・アントネッリ選手に68ポイント差をつけられており、わずかな順位上昇であっても、選手権争いとチーム内の力関係において極めて重要です。
The details:
- ガスリー選手の先例: 当初は7位に降格していたピエール・ガスリー選手でしたが、タイミングループの不具合が速度違反の原因となったことが認められ、3位に復帰しました。
- ラッセル選手の苦戦: ジョージ・ラッセル選手はピットレーンでの速度超過に加え、そのペナルティを正しく消化しなかったことで追加の罰則を受け、最終的に12位に終わりました。
- 他チームの動向: マクラーレンとレッドブルも、ガスリー選手への裁定に対し抗意を表明しています。特にレッドブルは、順位変更によって初の表彰台のチャンスを逃したアイザック・ハジャール選手の状況を懸念しています。
- ウォルフ代表の視点: トト・ウォルフ代表は、ガスリー選手の結果そのものを争っているのではなく、同一の技術的欠陥に基づいたラッセル選手のタイム修正を求めていることを明確にしました。
The big picture:
この法的な争いは、メルセデス陣営内で高まるプレッシャーを浮き彫りにしています。キミ・アントネッリ選手が5連勝という歴史的な快進撃を続ける一方で、カナダでのリタイアやモナコでの不振など、ラッセル選手の低迷が続き、パフォーマンスの差が顕著になっています。チームは2026年シーズンに向けたラッセル選手の競争力を維持するため、1ポイントを争う状況にあります。
What's next:
FIAは、ラッセル選手がペナルティを正しく消化できなかった点が、ガスリー選手のケースと切り離されるべき要因かどうかを判断することになります。再審査が認められれば順位は上昇しますが、表彰台への復帰は現実的ではありません。この決定は、今後のテクニカルなタイミングエラーに対する重要な前例となるでしょう。
元の記事 :https://www.planetf1.com/news/mercedes-pierre-gasly-monaco-grand-prix-2026






