
メルセデス、2022年ゼロポッドの失敗が2026年PUへの期待に冷水を
要約
メルセデスの2026年用革新的なパワーユニットへの期待が高まる一方、2022年のゼロポッド設計の大失敗が、過度な楽観論への警鐘を鳴らしている。
メルセデスが2026年シーズンに向けて画期的なパワーユニット(PU)を開発しているとの噂で注目を集めているが、2022年の「ゼロポッド」設計の大失敗は、過度な期待に冷水を浴びせるものだ。革命的なコンセプトが必ずしも勝利に繋がらないという、パドックに対する強力な警告となる。
なぜ重要か:
現代F1において、新たなレギュレーションサイクルの開始は、今後数年間の競争秩序を決定づける最も重要な時期である。技術的な賭けに成功すればチャンピオンシップ優位を確立できるが、失敗すれば長い追い上げを強いられることになる。2014年から2021年にかけて新レギュレーションを完璧に攻略しハイブリッド時代を支配したメルセデス自身が、その最良の例だ。
詳細:
- 2026年PUの噂: メルセデスは、エンジンの圧縮比を16:1に制限する新レギュレーションの潜在的な抜け道を利用したと言われている。過去のフレキシブル・ウィング論争のように、周囲温度でチェックされる方法で回避策を編み出し、大幅なパフォーマンス向上を可能にしたという。
- 2022年ゼロポッドの賭け: 2022年の新グラウンドエフェクト時代の幕開けとともに、メルセデスは極端な「ゼロポッド」コンセプトを導入した。この設計は、ボディワークをスリム化し、フロアとディフューザーへの空気流を最適化することで、大きな空力メリットを約束した。
- 失敗の現実: そのコンセプトは災難だった。W13は深刻なポーポイジングに悩まされ、チームは設計値より高い車高で走行せざるを得ず、理論上のアドバンテージを無力化した。ジェームズ・アリソン技術ディレクターは後に、問題はサイドポッドだけでなく、「前から後ろまで間違っていた」「欠陥のある全体の車哲学」だったと明かした。
次に何が起きるか:
噂は興味深いが、メルセデスの2026年マシンの真価が分かるのはトラック上のみだ。バルセロナのプレシーズンテストで最初の手がかりが得られるが、より明確な力関係が見えるのはバーレーンだろう。最終的に、このF1の新時代に関する最初の意味のある評価は、メルボルンでシーズン開幕戦のグリッドに並んだ時になされるだろう。
元の記事 :https://www.gpblog.com/en/features/why-2022-mercedes-zero-sidepod-saga-shows-rum...






