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マルコ、F1新規制を批判「豪州では追い抜きではなく、ただの“パッシング”」

マルコ、F1新規制を批判「豪州では追い抜きではなく、ただの“パッシング”」

要約
レッドブルアドバイザーのヘルムート・マルコ、F1の2026年新技術規制を強く批判。オーストラリアGPでのレースを真の「オーバーテイク」ではなくエネルギー管理に依存した「パッシング」と断じ、複雑化するエネルギー管理が伝統的レーシングの本質を損なう可能性に警鐘を鳴らした。

レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコが、フォーミュラ1の新技術規制に対して鋭い批判を展開。オーストラリアGPでのレースは真の「オーバーテイク」ではなく、単なる「パッシング(追い抜き)」に過ぎなかったと主張しました。マルコは、エネルギー配分を過度に重視する新規則が、伝統的な意味でのホイール・トゥ・ホイールのレースを改善せず、F1のDNAと相反する混乱した状況を生み出していると指摘しています。

なぜ重要なのか:

マルコの発言は、2026年規制に対するドライバーや専門家からの高まる批判に、大きな重みを加えるものです。数十年の経験を持つキーパーソンの視点は、新しいフォーミュラが、偉大なレースを定義づけてきた生身のドライバーの技量や遅いブレーキングによるバトルよりも、複雑なエネルギー管理を優先しているかもしれないという根本的な懸念を浮き彫りにしています。この議論は、大きな技術的転換期を迎えるこのスポーツのアイデンティティの核心に触れるものです。

詳細:

  • マルコは、メルボルンで目撃したものを「パッシング」と呼び、真の「オーバーテイク」は、より遅いブレーキングやより良いコーナー出口を通じて達成されるマニューバであると定義しました。
  • ジョージ・ラッセルとシャルル・ルクレールの序盤のバトルを例に挙げ、リードが8回も変わったこの戦いは、純粋なドライバー同士の決闘というより、特定の瞬間のバッテリー充電レベルによって大きく決定されていたと指摘しました。
  • 特に批判されたのは、ドライバーがエネルギー管理のためにストレートでスロットルを緩める(リフトオフ)場面で、マルコはこれを「F1のDNAと結びつけるのは難しい」と表現しました。
  • 批判にもかかわらず、マルコは新規則には時間が必要だと認め、「確実に良くなるだろう」と述べつつも、同時に「あまりにも複雑すぎる」とレッテルを貼りました。
  • 競争状況については、メルセデスが「比較的大きなリード」を握っていると観察。キミ・アントネッリが2位まで挽回したドライブを称賛し、そのマシンが「レールの上を走っていた」と表現しました。

今後の展開:

2026年規制に対する監視の目は、次のラウンドでさらに強まるでしょう。チームとドライバーは、新しいパワートレインとエネルギー管理要件について、初期の学習段階にあります。マルコやマックス・フェルスタッペンのようなドライバーが不満を表明していますが、今後のレースは、レースがより有機的なバトルへと進化するか、あるいは現在のエネルギー依存型のパッシング・パターンが定着した標準となるかを判断する上で極めて重要です。FIAは、新フォーミュラが中核的なレーシング原則により良く合致するよう、規制の微調整が必要かどうかを評価する圧力にさらされることになるでしょう。

元の記事 :https://www.planetf1.com/news/helmut-marko-f1-overtaking-australian-gp-passing-n...

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