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メキシコシティFP1:シャルル・ルクレールが9人のルーキーを従えトップタイム

メキシコシティFP1:シャルル・ルクレールが9人のルーキーを従えトップタイム

要約
メキシコシティF1 FP1で、シャルル・ルクレールがトップタイムを記録しました。9名のルーキードライバーが走行し、将来有望な才能が注目を集めました。各チームはデータ収集に注力しました。

フェラーリのシャルル・ルクレールが、2025年F1メキシコシティGPの初フリー走行(FP1)でトップタイムを記録しました。メルセデスのキミ・アントネッリ、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが僅差で続きました。このセッションは、各チームが若手ドライバーに機会を与える義務規定を消化するため、9名のルーキードライバーが参加したことが特筆されます。

なぜ重要か:

F1の規則では、各フルタイムドライバーは2025年シーズン中に2回のフリー走行セッションで、ルーキー(GP出走経験が2回まで)にシートを譲らなければなりません。メキシコシティではほぼ全てのチームがこれを行い、将来有望な才能にとって貴重な走行機会を提供し、チームは将来のスター候補に関するデータを収集する機会を得ました。

詳細:

  • ルーキーの参加: 10チーム中9チームがルーキードライバーを起用しました。キック・ザウバーのみ両方のレギュラーシートを維持しました。若手ドライバーには、フェラーリのアントニオ・フオッコ、レーシング・ブルズの岩佐歩夢、ウィリアムズのルーク・ブラウニング、メルセデスのフレドリック・ヴェスティ、アルピーヌのポール・アロン、マクラーレンのパト・オワード、アストンマーティンのジャック・クロフォード、ハースのリョウ・ヒラカワらがいました。
  • 序盤のペース: エステバン・オコンがミディアムタイヤで序盤リードし、ピレリのC2コンパウンドに関する初期データ収集に注力するチームに対し、シャルル・ルクレールはハードタイヤでこれに続きました。
  • セッション中の変動: トップタイムは何度か入れ替わり、オスカー・ピアストリ、イサック・ハジャール、キミ・アントネッリらが様々なタイヤコンパウンドを試す中でリードを奪いました。
  • ルクレールの優位性: ルクレールは最終的にソフトC5ピレリタイヤで最速ラップタイム(1分18秒380)を記録し、アントネッリに0.1秒差をつけました。ニコ・ヒュルケンベルグは3位に入り、力強い走りを見せました。
  • トップルーキー: レッドブルのマックス・フェルスタッペンのマシンをドライブしたアービッド・リンドブラッドが6位で、最上位のルーキードライバーとなりました。インディカーのドライバー、パト・オワード(マクラーレン)は13位でした。

レースレポート:

  1. シャルル・ルクレール(フェラーリ):1:18.380
  2. キミ・アントネッリ(メルセデス):1:18.487 (+0.107秒)
  3. ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー):1:18.760 (+0.380秒)
  4. オスカー・ピアストリ(マクラーレン):1:18.784 (+0.404秒)
  5. ガブリエル・バルトレート(ザウバー):1:18.916 (+0.536秒)
  6. アービッド・リンドブラッド(レッドブル):1:18.997 (+0.617秒)- トップルーキー
  7. エステバン・オコン(ハース):1:19.038 (+0.658秒)
  8. 角田裕毅(レーシング・ブルズ):1:19.090 (+0.710秒)
  9. フランコ・コラピント(アルピーヌ):1:19.331 (+0.951秒)
  10. アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ):1:19.384 (+1.004秒)

今後:

このセッションは、現役ドライバーのペースと次世代F1タレントの可能性について貴重な洞察を提供しました。各チームは収集したデータを分析し、特にメキシコシティの高地におけるタイヤのデグラデーションと車両性能について、次のプラクティスセッションと予選の準備を進めることになります。

元の記事 :https://www.fia.com/news/f1-leclerc-leads-way-mexico-city-fp1-featuring-nine-roo...

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