
ランド・ノリス、イタリアGP予選で「ひどい仕事」と認めつつフロントロー獲得
ランド・ノリスはイタリアGP予選でマックス・フェルスタッペンとともにフロントローを獲得しましたが、本人がセッション中の自身のパフォーマンスを「ひどい仕事」だったと認めるほど、波乱に富んだ予選となりました。マクラーレンのドライバーであるノリスは、脱落の危機に瀕しながらも劇的に挽回し、まさにジェットコースターのようなパフォーマンスを見せました。
その重要性:
予選での大きな苦戦にもかかわらず、ノリスがフロントローを確保したことは、彼の純粋な才能とモンツァにおけるマクラーレンの秘めたるペースを浮き彫りにします。これは日曜日のレースに向けて、マックス・フェルスタッペンという強敵を相手に興味深い戦いを予感させます。
何が起こったか:
- Q1とQ2での苦戦: ノリスは縁石に乗り上げシケインをショートカットしたため、Q2の最初のラップを台無しにしました。一時はQ3進出ラインから外れていましたが、土壇場のフライングラップでなんとか突破しました。
- Q3での巻き返し: Q3では一時的にポールポジションを獲得しましたが、わずかの差でマックス・フェルスタッペンにトップの座を奪われました。
- 「ひどい仕事」発言: 予選後、ノリスは率直に「僕にとってはかなりひどい予選だった…それまでひどい仕事をしたのが印象的だったよ!」と語りました。
ノリスの視点:
ノリスはセッションについて、「打つ必要のない縁石をすべて打ち、ロックアップするべきでない場所でロックアップしていた」と述べ、リズムに乗れなかったことを示唆しました。マクラーレンが今シーズンの支配的なペースに比べてモンツァでは「やや劣勢」だと感じていたことを認め、上位ドライバー間の差が非常に小さいことを指摘しました。
- 戦略上の問題: 予選戦略においても不利な状況だったとし、ピットレーンから一番最初に出発することを「最悪」と表現しました。スリップストリームが得られないため、序盤に競争力のあるラップタイムを出すことが不可能だったといいます。
- 自信喪失: 重要なQ2のラップでターン1でロックアップしたことが特に自信を失わせましたが、最も重要な場面で持ち直すことができました。
次の展望:
ノリスは、マクラーレンのロングランペースがフェルスタッペンを油断させない程度に十分であることを「期待したい」と述べつつも、レッドブルチームがモンツァで「昨年から大きく改善した」ことを認めました。金曜日のフェルスタッペンのレースペースが良かったことから、厳しいレースを予想しています。
元の記事 :https://www.planetf1.com/news/lando-norris-bad-job-italian-gp-qualifying