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フェラーリ、中国GPで「逆さ」リアウイングを大胆実験…ストレート速度向上目指す

フェラーリ、中国GPで「逆さ」リアウイングを大胆実験…ストレート速度向上目指す

要約
フェラーリが中国GPで従来と逆の構造を持つ「逆さリアウイング」を実験。DRS作動時に抗力をより効果的に減らしストレート速度向上を図る一方、コーナリング性能は犠牲になる可能性のあるサーキット特化型設計です。実験データの分析結果次第で、モンツァなど高速サーキットへの応用が検討されます。

フェラーリは中国グランプリのフリー走行において、根本的に異なる「逆さ」リアウイングの設計をテストし、その独特な空力プロファイルを活用して上海サーキットの長いバックストレートでの速度アドバンテージ獲得を目指しました。Sky Sports F1のクレイグ・スレイター氏は、このウイングの上部フラップ要素が独立して動く仕組みを視覚的に説明するため、有名な「マカレナ」のダンスの動きを用いました。これは設計上の重要な特徴で、長いストレートでの抗力を低減することを目的としています。

重要性:

F1の熾烈な開発競争においては、わずかな空力革新でも重要なラップタイム向上につながる可能性があります。フェラーリが、練習時間が厳しく制限されるスプリント週末に、これほど目に見えて異なるコンセプトを試す意思を示したことは、パフォーマンスを追求し、新たな開発方向性を理解しようとする積極的な姿勢の表れです。この実験は、将来の高速サーキット向けパッケージに影響を与える可能性のあるコンセプトの実地テストを提供します。

詳細:

  • カルロス・サインツのSF-24で確認されたこの設計は、メインプレーンが異常に高く設置され、調整可能な上部フラップがそのに位置しており、典型的なレイアウトを逆転させています。
  • 主な想定される利点は、「DRSプラス」効果です。DRS(ドラッグリダクションシステム)が作動すると、下部フラップが開いてより大きな隙間を作り、従来のウイングよりも多くの抗力を削減し、より高い最高速度を実現する可能性があります。
  • スレイター氏の「マカレナ」デモンストレーションは、DRSが閉じている時のダウンフォースレベルを微調整する上で重要な、2つの上部要素の独立した動きを強調しました。
  • このストレート重視設計との引き換えとなるトレードオフは、おそらく低速コーナーでのピークダウンフォースの減少であり、サーキット特化型のソリューションとなります。
  • チームは、サインツのマシンにこの革新的なウイングを装着してデータを収集すると同時に、シャルル・ルクレールにはより従来型の仕様を使用させ、比較データを取得しました。

今後の展開:

中国GP週末は、このコンセプトに対する高圧力のテストベッドとなりました。

  • フェラーリのエンジニアは、ストレートで得られる利点が、上海サーキットのレイアウトにおいて潜在的に失われるコーナリング性能を上回るかどうかを判断するため、データを分析します。
  • この設計の将来は、この費用対効果分析にかかっています。成功すれば、この設計哲学は改良され、モンツァやバクーなど長いストレートを特徴とする他のサーキットでも採用される可能性があります。
  • このような公開テストは、ライバルチームに対しても注意喚起となり、現在の財政及び技術規制の範囲内で同様のコンセプトを調査するきっかけとなるでしょう。

元の記事 :https://www.skysports.com/f1/video/12433/13518544/chinese-gp-could-ferraris-new-...

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