
フェラーリ、上海GPで「マカレナウイング」投入を検討…メルセデスへの挑戦状
フェラーリが、革新的な「マカレナウイング」を中国グランプリに投入することを検討している。これは、上海サーキットの長いストレートで決定的なトップスピード優位性を提供し、シーズン序盤から強さを見せるメルセデスに挑戦を仕掛ける手段となる見込みだ。
なぜ重要なのか:
わずかな差がチャンピオンシップを左右するシーズンにおいて、フェラーリが重要な空力アップグレードを早期導入する可能性は、積極的な開発推進を意味する。F1最長クラスのフルスロットル区間を有する上海インターナショナルサーキットは、ロー・ドラッグ(低抗力)コンセプトを最大限に活用するのに完璧な舞台である。これは、スクーデリア・フェラーリのシーズン序盤の勢いをかけた重大な戦略的決断となるだろう。
詳細:
- 革新の設計: 「マカレナウイング」と称されるこの設計は、リアウイングのメインプレーン全体がわずかに回転し、気流に対する角度を変化させることができる。主な利点は、ストレート走行時の空力抵抗を大幅に低減できる点だ。
- 戦略的柔軟性: 報道によれば、フェラーリは上海に3種類の異なるスペックのウイングを輸送し、チームに複数のセッティングオプションを提供する計画だ。しかし、新コンセプトがフリー走行で期待通りの性能を発揮しない場合、以前のスペックに戻す選択肢も残している。
- 性能向上: 正確な数値は推測の域を出ないが、バーレーンテストのデータでは、従来の標準リアウイングと比較して時速8~10kmのトップスピード向上が示唆された。
- エネルギー管理の副次的効果: 純粋な速度以上に、抗力が低いということは、パワーユニットが高速を達成するために必要な電気エネルギー(MGU-Kのデプロイメント)が少なくて済むことを意味する。これによりバッテリーを温存でき、メルボルンで一部マシンに見られた「クリッピング」(ストレート終端前にエネルギーが枯渇する現象)のリスクを低減できる。
全体像:
メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは既に、自チームが中国でフェラーリと「未開拓の潜在能力を秘めた複数のチーム」からの激しい挑戦を予想すべきだと警告している。フェラーリのオーストラリアGPでのパフォーマンスは、彼らが本格的な挑戦者であることを証明した。マカレナウイングのようなサーキット特化型の武器を導入することは、差を詰めるために計算されたリスクを取る意思があることを示している。このウイングが意図通りに機能すれば、メルセデスのシーズン序盤の独走を乱し、開発競争を激化させ、チャンピオンシップのヨーロッパラウンドに向けた基調を作り出す可能性がある。
元の記事 :https://www.gpblog.com/en/analysis/why-ferrari-could-turn-the-tables-on-mercedes...





