
フェラーリで苦戦するルクレール、加速するハミルトンの影に
元フェラーリおよびF1エンジニアのロブ・スメドリー氏は、ルイス・ハミルトン選手がチームの主導権を握る中、シャルル・ルクレール選手が2026年シーズンの多くで「方向性を見失っている」ように見えたと分析しました。現在、ハミルトン選手はドライバーズランキング2位につけており、ルクレール選手に31ポイントの差をつけています。これは、マラネロでの苦い経験となった2025年の1年目から一転した、劇的な逆転劇と言えます。
Why it matters:
長らくフェラーリの「絶対的エース」とされてきたルクレール選手にとって、チーム内でこれほど正真正銘の競争に直面するのは数年ぶりのことです。この主導権の変化は、フェラーリの戦略的方向に大きな影響を与えるだけでなく、7度の世界王者であるチームメイトに劣らず新レギュレーションに適応できるかという、ルクレール選手のプライドをかけた戦いでもあります。
The details:
- スメドリー氏はポッドキャスト『High Performance Racing』にて、シーズン序盤はハミルトン選手が「圧倒的な優位」に立っていたと指摘しました。
- フェラーリは素材やハードウェアを含むブレーキシステムの変更を試み、ルクレール選手の不調解消に乗り出しました。
- しかしスメドリー氏は、こうした対策にもかかわらず、ルクレール選手が本来の実力からは考えられないほど不安定な走りを続けていたと主張しています。
- 一方、共同ホストのオトマー・サフナウアー前チームプリンシパルは、過度な介入は不要であり、プレッシャーではなくサポートに徹し「彼を信じて任せるべきだ」と反論しました。
- サフナウアー氏は、序盤こそハミルトン選手のリードが目立ったものの、直近2戦でルクレール選手が「ギアを上げ」、着実に差を詰めている点に注目しています。
Between the lines:
サフナウアー氏の見解は、ルクレール選手が危機的状況にあるという見方を否定するものです。最近の巻き返しは、序盤の差が根本的な能力低下ではなく、単なる適応期間によるものだったことを示唆しています。フェラーリにとって、固定された序列よりも、拮抗した内部競争こそがシーズン後半の戦略を左右する鍵となるでしょう。
元の記事 :https://racingnews365.com/charles-leclerc-handed-lost-verdict-after-lewis-hamilt...





